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インドネシアがパーム油輸出禁止対象を拡大、前日から方針転換

 4月27日、インドネシアのハルタルト調整相(経済)は、パーム油の輸出禁止対象をパーム原油や精製品などに拡大すると発表した。写真はジャカルタのスーパーに並ぶパームオイルを原料とする食用油(2022年 ロイター/Willy Kurniawan)

[ジャカルタ 27日 ロイター] - インドネシアのハルタルト調整相(経済)は27日、パーム油の輸出禁止対象をパーム原油や精製品などに拡大すると発表した。現地時間28日午前0時から実施される。

ハルタルト氏による前日の説明では、輸出禁止は脱酸・脱色・脱臭(RBD)処理をしたパームオレインに限定されるという話だった。同氏は急な方針転換について「ジョコ大統領の決定に沿い、国民の声を考慮に入れた結果」だと語った。

ジョコ大統領は別の声明で、当面は国家収入の減少懸念よりも、手頃な値段でパーム油を買うという国民のニーズが重視されると強調。「国内需要が満たされれば、もちろん私は輸出禁止措置を解除する。なぜならわが国には(輸出)税や外貨、貿易黒字が必要だと承知しているからだ。だが国民の基本的ニーズをかなえることはもっと大事な優先事項になる」と述べた。

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