[ジャカルタ 7日 ロイター] - インドネシアのジョコ大統領は今週、大統領の任期延長や2024年に予定される選挙の延期を求める発言をやめるよう閣僚らに命じた。憲法が定める最大2期10年の任期を超えて大統領職にとどまろうとしているとの憶測を打ち消す狙いとみられる。
ジョコ大統領を巡っては、憲法改正もしくは選挙延期による任期延長の機運が高まっている。複数の有力政治家がこうした案に支持を表明したためだ。
ジョコ氏はこれまで、憲法に従うと述べる一方、3選を認める法改正が行われた場合の対応には言及せず、曖昧などとの批判が一部で出ていた。
一方、任期延長支持派は、ジョコ氏が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で中断された政策を実行し、景気回復を指揮するためにはさらに時間が必要としている。
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