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インドネシア中銀、0.50%利上げ インフレ抑制とルピア支援狙い

[ジャカルタ 22日 ロイター] - インドネシア中央銀行は22日、政策金利の7日物リバースレポ金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ4.25%とした。利上げ幅は予想を上回った。

9月22日、 インドネシア中央銀行は、政策金利の7日物リバースレポ金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ4.25%とした。ジャカルタの同中銀で2016年11月撮影(2022年 ロイター/Beawiharta)

インフレ抑制と通貨ルピアの下支えが狙い。政府は今月、燃料価格を約30%引き上げた。

ロイター調査では、エコノミスト30人中27人が25bpの利上げ、3人が50bpの利上げを予想していた。

中銀は翌日物預金ファシリティー金利と貸出ファシリティー金利も50bp引き上げ、それぞれ3.50%、5.00%とした。

ペリー・ワルジヨ中銀総裁はオンライン会見で「利上げの決定は、インフレ期待を低下させ、2023年後半までにコアインフレ率を目標レンジに確実に引き下げるための、今後を見据えた先制措置だ」と説明した。

また利上げはファンダメンタルズを反映する水準にルピア相場を導くと述べた。インドネシアの力強い輸出を背景にルピアは上昇するとの見方を示した。

中銀の発表前にルピアは1ドル=1万5040ルピアと20年5月以来の安値を付けた。その後は下げ幅を縮小し0.13%安の1万5015ルピアで引けた。

中銀は8月に2018年以来となる利上げを実施。8月のインフレ率は4.69%と予想以上に鈍化したものの、中銀の目標レンジ(2─4%)を3カ月連続で上回った。

ワルジヨ氏は燃料価格の引き上げを受けて今月のインフレ率が5.89%に加速するとの見方を示した。「インフレ率は他国と比べて比較的抑制されており、積極的な利上げは必要ない」と述べた。

一部のエコノミストは今年末のインフレ率が6%前後に達すると予想している。

DBS銀行(シンガポール)のシニアエコノミスト、ラディカ・ラオ氏は、予想を上回る利上げ幅となったことについて、燃料補助金引き上げを受けてインフレ期待を抑制することと、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢でルピアなどアジア新興国通貨が圧迫される中で金融市場の下支えを図る狙いがあると分析した。

OCBCのエコノミスト、ウェリアン・ウィラント氏は「通常よりも大幅な利上げは、数カ月以内に一段の引き上げが行われる前兆だ」と指摘し、政策金利が5%に達する可能性があるとした。

中銀はインドネシア経済について、新型コロナウイルス禍からの回復が続いているとして、今年の国内総生産(GDP)成長率は4.5%─5.3%の上限近くになる可能性があるとの見方を維持した。

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