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鉱工業生産11月は0.1%低下、3カ月連続マイナスで判断下方修正

[東京 28日 ロイター] - 経済産業省が28日公表した11月の鉱工業生産指数速報は前月比0.1%低下し3カ月連続でマイナスとなった。海外需要の減速で汎用・業務用機械や半導体製造装置などが減少した。12月も低下する可能性があり、基調判断を下方修正した。ロイターが集計した民間予測中央値は前月比0.3%低下で、低下幅は予想より小幅だった。

12月28日、経済産業省が28日発表した11月鉱工業生産指数速報は前月比0.1%低下となった。3カ月連続の低下。写真は国内の自動車工場、2020年5月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

<欧米、中国向け需要減、半導体関連低調>

経産省では9月、10月の前月比での減産は、夏に生産回復が続いた反動だが、11月は欧米や中国向け需要の全般的な減少が減産の主な要因とみている。

前月比で減産したのは汎用・業務用機械や生産用機械、無機・有機化学など。前月比でコンベヤが81.8%減、半導体製造装置が7.2%減、フラットパネル製造装置が29.4%減など。

半導体メモリーは市況軟調が続いており、「水準が一段下がっている」(経産省)状態。半導体製造装置は、「生産水準自体は高いものの一部で顧客から納期延期の要請などがみられる」(同)という。

化学品やプラスチック製品、電気・情報通信機械などは前月比でプラスだった。乳液・化粧水類が21.3%増、基地局通信装置が72.7%増だった。

<企業マインド指数からは景気後退可能性>

企業の生産計画を集計した生産予測指数は12月が前月比2.8%上昇、2023年1月が同0.6%低下。予測指数は上振れ傾向があるため、これを補正した試算値は12月が前月比1.3%低下となった。

このため、鉱工業生産指数は4カ月連続でマイナスとなる可能性が相応にあり、基調判断は「総じてみれば、生産は弱含んでいる」と、従来の「緩やかに持ち直しているものの、一部に弱さがみられる」から下方修正した。 

経産省が、生産計画を上方修正している企業の割合から、下方修正している企業の割合を差し引いて作成している企業の生産活動マインド指数(DI)のトレンドから判断すると「景気後退局面入りしている可能性がある」(経産省)という。

*経産省の発表資料は以下のURLでご覧ください。

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