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蘭ING、第1四半期は予想上回る増益 貸倒引当金が減少

[アムステルダム 6日 ロイター] - オランダの銀行大手INGグループが発表した第1・四半期決算は、純利益が10億1000万ユーロ(12億ドル)と、予想を上回った。

手数料収入が好調だったことに加え、貸倒引当金が前年同期比で減少した。

ただ、スティーブン・ファン・レイスウェイク最高経営責任者(CEO)は、欧州では多くの地域でロックダウン(都市封鎖)が解除されたばかりで、新型コロナウイルスの流行が依然として、消費者の見通しを左右する主要なリスクになっていると指摘。

「慎重な姿勢を維持しており、遅れて発生するとみられる貸倒損失を考慮に入れている」と述べた。

また、同CEOは記者団との電話会議で「(低金利を背景に)多くの顧客が貯蓄に代えて投資に目を向けており、当行でも投資商品が伸びた」とも発言した。

リフィニティブがまとめた純利益の市場予想は8億1300万ユーロだった。前年同期の実績は6億7000万ユーロ。

欧州中央銀行(ECB)の貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)の条件を満たす欧州企業向けの融資を行ったことを受けて、ECBから受領した2億3300万ユーロも、一時利益として計上されている。

貸倒引当金は2億2300万ユーロ。前年同期の6億6100万ユーロを下回った。

第1・四半期のコア融資はネットで178億ユーロ増加。うち151億ユーロはホールセール銀行部門、残りは主に個人向け住宅ローンだった。

同CEOによると、融資の需要はアジアと米州で改善。欧州は相対的に改善幅が小さく、現時点では輸出企業向けが中心となっている。

純利ざやは1.41%で、前年同期の1.51%から縮小。顧客の預金にかかるコストが相対的に上昇し、貸し出し条件も悪化した。

利益に対するコストの比率は62.8%から64.1%に悪化。オランダの一部リテール支店の閉鎖で追加コストが発生した。同行はチェコ共和国とオーストリアのリテール銀行市場から撤退する計画も発表している。

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