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蘭ING、第2四半期の税引き前利益が予想上回る 配当再開へ

[アムステルダム 6日 ロイター] - オランダの銀行大手INGグループが6日発表した第2・四半期決算は、税引き前利益が20億7000万ユーロ(24億5000万ドル)と、予想を上回った。

同行は配当を再開すると表明。新型コロナウイルスの流行で積み立てた貸倒引当金を戻し入れたことを明らかにした。

税引き前利益の市場予想は16億2000万ユーロ。ロックダウン(都市封鎖)の最中だった前年同期の税引き前利益は5億3200万ユーロだった。

引当金はマイナス9100万ユーロ。前年同期は13億7000万ユーロだった。

スティーブン・ファン・レイスウェイク最高経営責任者(CEO)は「第2・四半期のリスクコストは実際にはマイナスだったが、経済には依然として多くのリスクがあり、慎重な姿勢を維持する必要がある」とし、新型コロナの変異株を巡る不透明感を指摘した。

同行の最大の市場であるオランダとドイツは、市場規模が今年3%以上拡大する見通し。不均一だが、1年前の予想よりペースの速い景気回復が主な背景という。

手数料収入は18%増の8億5500万ユーロ。個人顧客向けの銀行・投資商品が主に寄与した。

低金利の継続を背景に純金利収入は2.6%減の33億4000万ユーロ。うち8300万ユーロは欧州中央銀行(ECB)の貸し出しプログラムの参加によるもので、顧客への融資に回すことを条件にECBから借り入れた資金にはマイナス金利が適用された。

ただ、純利ざやは1.36%と、前年同期の1.44%から低下した。

ECBは新型コロナの流行が始まった際、銀行の配当支払いを制限したが、INGは6日、2020年と21年の中間配当として、総額36億2000万ユーロ、1株当たり0.48セントの配当を10月に支払う意向を示した。

さらに2019年以降、株主への還元を控えてきた17億4000万ユーロを配当か自社株買いの形で還元する方針を示した。

株主還元に充てる資金は、普通株等Tier1比率(CET1)の算出から除外されている。第2・四半期末のCET1は15.7%だった。

ING株は年初から46%値上がりしている。

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