May 3, 2019 / 3:40 PM / 3 months ago

米雇用統計、雇用者数が大幅増 失業率低下:識者はこうみる

[3日 ロイター] - 米労働省が3日発表した4月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が26万3000人増と大幅に伸びた。市場予想は18万5000人増だった。失業率は49年超ぶりの低水準である3.6%まで低下した。

 5月3日、米労働省が発表した4月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が26万3000人増と大幅に伸びた。写真はカリフォルニア州の店頭に掲げられた求人広告。2017年7月撮影(2019年 ロイター/Mike Blake)

市場関係者のコメントは以下の通り。

●非常にポジティブ、政策変更の必要なし

<アリアンツ・インベストメント・マネジメントのシニア・マーケット・ストラテジスト、チャーリー・リプリー氏>

今回の米雇用統計が大きなサプライズとなり、現在の環境下では非常にポジティブであることを考慮すると、株価の変動は妥当だ。米経済が極めて良好で、インフレ率が低く、現時点では金融政策を変更する必要がないというパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の1日のメッセージを踏襲する内容となった。

失業率が1969年以降で最低となり、米国民が仕事を得ていることが示された。また全体的には米経済が流れに逆らっていないことが示された。足元の米経済はゴルディロックス(適温)な環境と言えるだろう。

米経済は良好で、インフレ率は安定的に推移し上昇する兆しがない環境にある。そのため、今年は利上げ継続の必要性はないとみている。

一方、FRBが利下げを示唆しなかったことに市場は失望したが、FRBは本当に利下げする必要がなく、今回の雇用統計でそれが示された。経済は極めて良好であり、FRBは何も変更する必要がない。間違っているのは利下げを織り込んでいる市場だ。

●利下げ近くないと裏付け

<ナティクシスの首席市場ストラテジスト、デイビッド・ラファティ氏>

予想を上回り、極めて底堅い結果となった。雇用情勢には米経済のリセッション(景気後退)入りの兆候はない。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の今週の発言は市場にとってさほどハト派的ではなく、雇用統計の結果も、FRBが近く利下げに動かないとの見方を裏付ける結果となった。雇用統計は基調経済指標というよりは、むしろFRBの反応指標になりつつあるようだ。

●低失業率で足元の投資微妙に

<アイディール・アセットマネジメント(ニューヨーク)の最高経営責任者(CEO)、ラウル・シャー氏>

全般的に前向きな内容で、景気後退(リセッション)懸念が今すぐ現実となる可能性は低いと考えられる。雇用の高い伸びが続かない限り、米連邦準備理事会(FRB)は金利を据え置く見込みで、リスク選好は継続すると予想される。

経済は現時点でかなり好調とみられ、インフレ圧力も抑制されており、こうした状況は株式相場を後押しする。ただ歴史的に見ると失業率がこれほど低い場合、将来の投資収益率(リターン)は減る傾向があるため、足元の投資には微妙な判断を要する。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below