July 5, 2019 / 2:38 PM / 12 days ago

米雇用統計:識者はこうみる

[5日 ロイター] - 米労働省が5日発表した6月の雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが大幅に回復したが、賃金上昇率は緩やかだった。

 7月5日、米労働省が発表した6月の雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが大幅に回復したが、賃金上昇率は緩やかだった。写真はワシントンの就職フェア会場で2016年1月撮影(2019年 ロイター/Gary Cameron)

市場関係者のコメントは以下の通り。

●製造業堅調、FRBは金利変更先延ばし可能

<米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)の首席エコノミスト、ダグ・ダンカン氏>

力強い結果だった。米連邦準備理事会(FRB)が金利変更を当面は棚上げしたいと考えれば、可能なことを示している。製造業部門で見られていた状況は、米経済がリセッション(景気後退)に向かっていることを示していたわけではないことが示唆された。

製造業指数は景気拡大を示す水準を辛うじて上回るところまで低下しているとの懸念が出ていた。このため、製造業部門の雇用者数が1万7000人増加したことは、製造業部門に関する警告と受け止められていたものがそれほど強いものではなかったことを示している。

●底堅い内容、FRB様子見継続の根拠に

<テミス・トレーディングの株式トレーダー、マーク・ケプナー氏>

時間当たり平均賃金の前年同月比3.1%の伸びは底堅く、インフレ高進を招くペースではない。

米中通商協議が再開したこともあり、今回の底堅い統計を受け、他に目立った景気減速の兆候が確認されなければ、米連邦準備理事会(FRB)が今月の会合で動く確固とした根拠は存在しない可能性がある。

●米利下げ路線に変更なし、FRBは他の中銀に追随

<B・ライリーFBR(フロリダ州)のマネジングディレクター兼首席グローバルストラテジスト、マーク・グラント氏>

かなり良好な結果だった。非農業部門雇用者数が22万4000人増と、予想の16万人増を上回ったほか、賃金は前年比で3.1%伸びた。これは経済が成長していることを示している。

米国の雇用は105カ月連続で増加し、過去の最長記録を大幅に上回っている。こうした中、一部では米連邦準備理事会(FRB)の利下げに向けた動きが阻まれるとの見方も出ているが、これには賛同しない。

FRBは米国の経済や政治的な圧力ではなく、世界の他の中央銀行の動きに押されている。

世界的に利回りがマイナス圏に落ち込んでいる債券は最近になり約1兆2000億ドル増加し、総額は歴史上初めて13兆ドルを超えた。国債だけではない。発行済みの投資適格級の債券の約25%の利回りが今やマイナス圏にある。

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