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米朝の緊張激化で米株大幅安:識者はこうみる
August 10, 2017 / 8:25 PM / 4 months ago

米朝の緊張激化で米株大幅安:識者はこうみる

[10日 ロイター] - 10日の米国株式市場は大幅安。S&P500は値下がり幅が1.4%と約3カ月ぶりの大幅な下げとなったほか、ナスダック指数も2%を超える落ち込みとなった。米朝間の緊張激化に伴い、ハイテク株中心にリスク資産を売る動きが広がった。米国株式市場が下落した。

 8月10日、米国株式市場が下落した。写真はニューヨーク証券取引所で6月撮影(2017年 ロイター/Lucas Jackson)

市場関係者のコメントは以下の通り。

●株価は最大5%下落の可能性

<グローバル・マーケッツ・アドバイザリー・グループのシニア市場ストラテジスト、ピーター・ケニー氏>

市場はいかなる内容であれ「リセット(修正)」する理由を探していた。北朝鮮を巡る地政学的な懸念やストレッチしたバリュエーションが現在のリセットの発端であると言える。市場での期待に反し、米インフレ指標も芳しくない状況だ。

これが調整の始まりかと言えば、答えは「ノー」だ。プルバック(押し戻し)の始まりかと言えば「イエス」であり、株価は1-5%下げる可能性があると予想する。ただ、これはバリュエーション縮小の一部を反映しているに過ぎない。

●なお一段の下げ余地、最高値近辺で推移

<ボストン・プライベート・ウェルスのチーフマーケットストラテジスト、ロバート・パブリック氏>

下落相場拡大の始まりかはなお見極めが必要だ。本日の終値水準を確認しなければならない。(S&P総合500種)50日移動平均の2448に、市場関係者は注目するだろう。今後数日間は政治的な緊張状態が続く。売り圧力も若干みられるようになるのではないか。

まだ極めて売られすぎという状態でなく、一段の下げ余地が残っている。北朝鮮と米国を巡る政治的な緊張がこの日、投資家を神経質にさせた。

相場がなお過去最高値近辺で推移していることも、若干の警戒感を招いた。いまは投資を多少手控える時期と、市場関係者らがみている可能性もある。

また休暇中の人もいて、相場を注視していない可能性もある。

●調整というより一服、基礎的条件は依然良好

<BB&Tウエルスマネジメント(アラバマ州)のシニアバイスプレジデント、バッキー・ヘルウィッグ氏>

株式相場がこれで調整局面入りしたとはいえない。8月と9月の相場は例年軟調だし、「5月売り逃げ、9月買い戻し」の格言に従えば夏枯れも終盤に差し掛かっている。したがって株安は季節的な要因が大きく、好調な企業決算期が終わりに近づき、相場のけん引材料が乏しくなっていることも影響している。

北朝鮮情勢をめぐる不透明感から一部の投資家が様子見を強めていることは確かだが、相場が売り込まれているという状況ではない。調整というよりも一服といった感じだ。

ファンダメンタルズは依然かなり良好で、企業収益の後退も過ぎ去っていることから、ファンダメンタルズの面で大きな下振れ圧力があるとは考えにくい。ただ、海外の動きが短期的な売りを誘う可能性はある。

*見出しとリードを修正し再送します。

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