February 24, 2015 / 7:18 PM / 5 years ago

米FRB議長証言:識者はこうみる

[24日 ロイター] - イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は24日、上院銀行委員会で行った半期に一度の証言で、 FRBは毎回の連邦公開市場委員会(FOMC)ごとに利上げを検討する方向で準備を進めていると述べた。

 2月24日、イエレン米FRB議長は、上院銀行委員会で証言を行った。写真はワシントンで同日撮影(2015年 ロイター/Kevin Lamarque)

市場関係者のコメントは以下の通り。

●利上げ6━7月、非常に小幅か

<日興アセットマネジメントのチーフ・グローバル・ストラテジスト、ジョン・ヴェイル氏>

(利上げ時期は)6━7月と引き続きみている。1年間も言い続けている。これまでの議長発言を踏まえても、予想は変えない。ただ、議長の証言原稿には引き続き柔軟性も見られる。

実際に利上げが始まっても、非常に小幅なペースとみている。通常の25ベーシスポイント(bp)でなく、12.5bp程度と考える。利上げ開始時に不透明なことが多く、連邦準備理事会(FRB)は非常に緩やかに利上げを行う意向で、そうしたアプローチが求められる可能性がある。

●柔軟性維持に腐心、6月利上げ排除せず

<バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのシニアエコノミスト、マイケル・ハンソン氏>

柔軟性を最大限維持しようと苦心していることがうかがえる。6月の利上げ開始もなおあり得るようだ。文言変更が政策変更の確定を示唆していると受け止められないよう、関連付けを排除しようと取り組んでいるのは確かだ。

インフレ見通しが決定の鍵を握るとの一層の強調がある。イエレン議長は総じて、低インフレは一時的でいずれ加速するとの立場を維持している。だがこれは米連邦公開市場委員会(FOMC)内でも活発な議論が交わされている分野だろう。もちろん、議事要旨は多様な意見があることを示唆している。

われわれの基本シナリオは引き続き9月の利上げ開始だ。6月の利上げ開始をFRBが心地良く感じるほどインフレ見通しが十分に改善していないだろう。だが本日の議長の発言から、6月の可能性も排除できない。

●ハト派的、9月利上げに照準

<ドライブウエルスの首席市場ストラテジスト、ブライアン・ドラン氏>

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は依然、決定にかなりの余地を残しているようで、利上げが間近に迫っているとの表明を急いでいるようには見えない。あえて言うなら、イエレン議長は、利上げに先立ち、少なくともその一つ前の会合であらかじめフォワードガイダンスを変更してから、次の会合で利上げに踏み切る方向で地ならしをすすめているようだ。利上げ時期については9月を目指しているようにおもわれる。

全般的にイエレン議長の発言は引き続きハト派的な内容に傾いており、外部要因に伴うリスクが強調されている。FRBとしては依然、かなりの部分で世界的な見通しを見極めている段階で、あらゆるリスクが下向きとなっている。

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