August 22, 2018 / 7:34 PM / a month ago

FOMC議事要旨:識者はこうみる

[22日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が22日に公表した7月31日─8月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、経済の力強さに対応するために近い将来に利上げを実施する可能性について討議されたことが分かった。同時に、世界的な貿易摩擦が企業や家計に及ぼす影響についても議論されたことも明らかになった。

8月22日、米連邦準備理事会(FRB)が公表した7月31日─8月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、経済の力強さに対応するために近い将来に利上げを実施する可能性について討議されたことが分かった。市場関係者からは今週のパウエル議長講演に注目などとのコメントが出ている。写真は同日、ワシントンのFRB(2018年 ロイター/Chris Wattie)

市場関係者のコメントは以下の通り。

●今週のパウエル議長講演に注目

<ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(ボストン)の首席投資ストラテジスト、マイケル・アローン氏>

市場はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が24日にジャクソンホールで開く講演での発言により注目するだろう。数週間前に開かれた議事要旨より、今後の金融政策を占う上でよりタイムリーで関連性があって、示唆に富む内容となるだろう。

ジャクソンホールで議長が講演するこれからが本番と、市場は身構えつつある。

●楽観と警戒が入り混じる内容

<ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニアマーケットアナリスト、ジョー・マニンボ氏>

今回の議事要旨には楽観と警戒が入り混じっている。利上げが差し迫っていると指摘する一方で、経済に打撃を与える貿易戦争の可能性について強い懸念を示した。米連邦準備理事会(FRB)は今年後半の成長率が鈍化すると予想しているが、年内あと2回の利上げを取りやめるほどではない。結果として、ドルの劣勢が続くことになっても驚きではない。

●貿易問題への懸念強い、新興国市況影響せず

<トリムタブス・インベストメント・リサーチ(サンフランシスコ)の流動性調査部門ディレクター、デービッド・サンチ氏>

米連邦準備理事会(FRB)は、資産価格が下落したり、米経済に相当マイナスの影響を及ぼす事態が起きたりしなければ、約1回おきの連邦公開市場委員会(FOMC)で、0.25ポイント程度の利上げを続けるとみている。

ここ数週間に見られた新興国市場動向で、FRBの政策方向が変わるとはみていない。

貿易や関税の問題を相当懸念している様子がうかがえ、非常に強い文言で悪影響について記されていた。

●12月利上げ様子見、打ち止め迫る可能性も

<アルビオン・フィナンシャル・グループの最高投資責任者(CIO)、ジェーソン・ウェア氏>

議事要旨を受け、来月の利上げは確実となったが、問題は12月に4回目の利上げがあるかどうかだ。通商政策を巡り不安が高まっているとの意見もあった。市場は足元5割以上の確率で12月利上げを織り込んでいるが、連邦準備理事会(FRB)は態度を決めかねているようだ。

今回「緩和的」との文言を声明文から削除することについて議論されたことは多少興味深かった。金利が中立水準に近づいていることを理由に、FRBは同文言をかなり早い段階で削除する必要があり得るとの見解で一致したようだが、FRBが中立金利をどのくらいと見ているかについては、これまでも散々議論されてきた。金利は打ち止めの目安となる水準に向け、市場が想定する以上に近づいている可能性がある。

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