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インドが緊急利下げ:識者はこうみる
2015年1月15日 / 04:42 / 3年後

インドが緊急利下げ:識者はこうみる

[ムンバイ 15日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)は15日、緊急会合を開催し、政策金利のレポレートを8.00%から25ベーシスポイント(bp)引き下げ7.75%にすることを決定したと発表した。緊急利下げに関する市場関係者の見方は以下の通り。

 1月15日、インド準備銀行(中央銀行)は緊急会合を開催し、政策金利のレポレートを8.00%から25ベーシスポイント(bp)引き下げ7.75%にすることを決定したと発表した。写真はインド準備銀行のラジャン総裁。2014年12月撮影(2015年 ロイター/Danish Siddiqui)

<バローダ銀行の首席エコノミスト、ルパ・レージ・ニツレ氏>

原油下落が要因だ。また、食品価格が全般に過去5―6カ月下落していたこともある。

実際の投資額よりもセンチメントを押し上げる効果があると思われる。信用需要も崩れているため、銀行もそのまま金利を引き下げる可能性が非常に高い。

世界的に起きている様々な動向が(利下げの)要因で、中銀もこれに無反応ではいられなかったようだ。

<AKキャピタルの債券ストラテジスト、シャクティ・サタパティ氏>

緊急利下げは意外だったが、中銀がこれまで示していた緩和政策トーンと一致する。

原油下落とインフレ要因縮小が主因だが、改革志向も一因だろう。

予算編成を控えており0.25%ポイントの利下げは慎重なものだが、現在のデフレ圧力が続けば4月にも0.25%の追加利下げをするとみている。

<DBS銀行(シンガポール)のエコノミスト、ラディカ・ラオ氏>

12月の会合で予定外の利下げの可能性が示唆されていが、タイミングは驚きだった。インフレ見通しに自信をもっているということだろう。

また、中銀は政府の財政再建の取り組みを信頼しており、今四半期の目標達成は可能とみている。

きょうの決定で、2016年度に向け50bpの追加利下げの可能性がでてきた。国内のGDPギャップの縮小と米利上げ期待のシフトにも注意が必要だ。

<財政政策研究所(NIPFP)のエコノミスト、N・R・バーニュマーシー氏>

インフレに対処している最中でのサプライズとなった。新たな需要は生み出すが、融資拡大にはつながらないだろう

金融政策は予測可能なものであるべきという現総裁の見解に反する動きで、非常に驚いている。総裁はかなり現実主義的で、自身の立場を見直し、変え得ることを示している。

投資は金利だけに左右されるわけではないため、大きな影響はないだろう。

銀行セクターは回復の準備ができていない。まずバランスシートを立て直す必要がある。

緊急利下げの効果は現時点で消費者には波及しないと考える。銀行セクターが貸出金利を引き下げるとは思わない。バランスシートの改善が必要なため、まず預金金利を引き下げるだろう。

*内容を追加しました。

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