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米FRBが政策現状維持、低金利継続を確約:識者はこうみる

[5日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は4─5日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0─0.25%に据え置くことを決定し、新型コロナウイルス感染拡大と米大統領選の結果を巡る先行き不透明感で経済が脅威にさらされる中、景気回復支援に向けあらゆる手段を尽くすと改めて表明した。

米連邦準備理事会は4─5日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド金利の誘導目標を0─0.25%に据え置くことを決定した。ワシントンのFRB本部で2018年7月撮影(2020年 ロイター/Leah Millis)

市場関係者のコメントは以下の通り。

●民主党圧勝なければFRBへの圧力高まる

<レノックス・ウエルス・アドバイザーズ(ニューヨーク)の最高投資責任者(CIO)、デビッド・カーター氏>

イベント性のない連邦公開市場委員会(FOMC)の1つと言える。政策金利も、フォワードガイダンスも、量的緩和もすべて据え置かれた。明らかに(3日投開票の)米大統領選の影響が出ている。

ブルーウェーブ(民主党の圧勝)がなければ財政刺激策が縮小し、これにより連邦準備理事会(FRB)に一段の金融刺激策を導入する圧力が高まる。量的緩和の拡充があるかどうか、興味深く見ている。

●米大統領選集計中の見解表明は困難

<プルデンシャル・ファイナンシャル(ニュージャージー州)のチーフ市場ストラテジスト、クインシー・クロズビー氏>

市場の予想通りだった。経済、および景気見通しを巡る懸念があるようだ。緩和スタンスを維持し、政府による財政刺激が必要との見解を変えなかった。

米大統領選の集計作業が続く中、FRBとして踏み込んだ見解を示すのは極めて難しい。

●新材料なし、政府の経済対策が短期的焦点

<グレンミードのプライベートウエルス部門最高投資責任者、ジェイソン・プライド氏>

米大統領選の混乱によって、今回の連邦公開市場委員会(FOMC)が忘れ去れていたかもしれないが、連邦準備理事会(FRB)の「現状維持」のメッセージから得ることは少ない。要は、経済環境が来年半ばにごろまでに一段と「正常化」に向かえば、超緩和的な金融政策スタンスが一段と力強い景気回復を支えることを意味する。

そうは言っても、短期的には追加の経済対策が打ち出されるかが焦点で、大統領選の結果が判明すれば、年末前に実現する可能性はある。しかし当面は、経済対策の規模や実施時期に絡む不透明感が漂う。

●全会一致以外に違い見当たらず

<DRWトレーディング(シカゴ)の市場ストラテジスト、ルー・ブライアン氏>

米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明には目新しい内容が何もなく、前回9月とほとんど変わりない。景気の行方は新型コロナウイルスの流行にかかっており、インフレへの対応も説明通りで、必要であれば追加の措置を講じると確認した。今回の唯一の違いは、政策に影響を与えるものではないが、誰からも反対意見が出なかったことである。前回はダラス地区連銀のカプラン総裁とミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁が反対票を投じていた。

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