March 3, 2020 / 2:44 PM / in 25 days

G7「全ての適切な政策手段」、新型肺炎対応で:識者はこうみる

[3日 ロイター] - 主要7カ国(G7)の財務相と中央銀行総裁は3日、電話会議を開いた。力強く持続的な成長を達成し、感染が急拡大する新型コロナウイルスによる下振れリスクから経済を守るために、あらゆる適切な政策手段を用いるとする共同声明を発表した。

主要7カ国(G7)の財務相と中央銀行総裁は3日、電話会議を開いた。力強く持続的な成長を達成し、感染が急拡大する新型コロナウイルスによる下振れリスクから経済を守るために、あらゆる適切な政策手段を用いるとする共同声明を発表した。仏シャンティーで昨年7月撮影(2020年 ロイター/PASCAL ROSSIGNOL)

声明では、G7各国の財務相は、新型ウイルスへの対応を支援するため、適切な場合には財政措置も含めて行動する用意があると表明。中央銀行も引き続き責務を果たし、物価安定と経済成長を支援すると強調した。

市場関係者のコメントは以下の通り。

●声明内容は想定内、個別の対応に注目

<INGのシニア金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブベ氏>

共同声明では、新型コロナウイルスの感染拡大やその市場や経済状況に与える影響を緊密に監視しているとうたっており、想定内の内容だった。

新型ウイルスへの対応については、国や地域によって異なるため、それぞれ個別の動きを見ていく必要がある。米連邦準備理事会(FRB)は今月0.5%の利下げに踏み切ると予想される一方、欧州中央銀行(ECB)の対応は見込まれていないといった具合だ。

●金融政策の効果薄い、政策協調は困難

<BMOグループの欧州外為戦略部門責任者、スティーブン・ガロ氏>

今回直面している危機の性質、およびこれは供給面でのショックであることを踏まえると、中央銀行ができることは少ない。多くの人が体調を崩して寝込んでいる時は、金融政策の効果は比較的低くなる。

世界のそれぞれの地域で状況が異なっていなかったとしても、政策の協調は困難だ。金融市場の逼迫(ひっぱく)に対する対応力はそれぞれの国によって異なる。

●失地回復には不十分な内容

<OCBC銀行の債券・戦略責任者、セリーナ・リン氏>

G7の共同声明はここ数年、重要度が低下しているのは明らかで、各国の希望や期待を寄せ集めただけになっている。

今回の電話会議は、これまでに失われたものを再生させるには十分とは言えない。

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