for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

FRB議長「米経済に下方スパイラルの恐れ」:識者はこうみる

[6日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は6日、米経済は完全回復からはるかに遠く、新型コロナウイルス感染拡大が効果的に制御できず、成長が抑制されれば、下方スパイラルに陥る恐れがあると述べた。

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は6日、米経済は完全回復からはるかに遠く、新型コロナウイルス感染拡大が効果的に制御できず、成長が抑制されれば、下方スパイラルに陥る恐れがあると述べた。ワシントンで9月代表撮影(2020年 ロイター)

市場関係者のコメントは以下の通り。

●財政政策と金融政策継続の必要性主張

<トゥルーイスト/サントラスト・アドバイザリーサービシズの米国マクロストラテジスト、マイケル・スコーデレス氏>

パウエル連邦準備理事会(FRB)議長は、財政政策と金融政策が必要と指摘している。それらが同時に行われる方が効果的だということだ。今回の驚きの一つは財政措置が景気後退(リセッション)の始まりに合わせ導入されたということで、そのために大きな力があった。

(パウエル氏は)質疑応答で、州や地方レベルでは基本的に財政引き締めを行っていることに触れた。「財政支援が必要だ。今は債務に目をやる場合ではない」と強く主張しているのはそのためだ。

株式市場はおそらく、(パウエル氏は)なぜより強硬になる必要があるのかと考えるだろう。ホワイトハウスは新型コロナウイルスや連邦最高裁判事の指名など、多くのことに気を取られている。パウエル氏がこうした主張をする必要があるのは、選挙前に財政支援を得る可能性が低いということだろう。

●金融政策余地は限定的、議会の支援が鍵

<キングスビュー・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏>

財政支援の要請は、パウエル議長がここ3カ月求めてきていることから、さほど驚きではない。投資家の関心はどのような刺激策が実施されるかだ。

金融市場が機能していることを踏まえ、FRBの仕事は終わり、これ以上できることは限られていることから、次のステップは議会にかかっているというのが、FRBが言わんとするところだろう。

●新材料なし、過度な刺激策のリスク重視せず

<OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏>

パウエル議長の発言は、急速な回復ペースが鈍化しつつあり、典型的な景気後退の動きを引き起こす恐れがあることを強調した。より現実的な失業率は11%に近く、過度な刺激策のリスクは、刺激策が少なすぎるよりも小さいと指摘した。発言で新たに明らかにされたことはなく、財政支援がなければ回復は弱まり、見通しは不確実だということだ。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up