March 26, 2020 / 3:31 PM / 13 days ago

米失業保険申請、新型コロナで過去最多に:識者はこうみる

[26日 ロイター] - 米労働省が26日に発表した21日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比300万1000件増の328万3000件と、過去最多となった。新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための厳しい対策によって経済活動が急停止し、レイオフが急増した。雇用の伸びは米史上最長期間続いていたが、ここにきてマイナスへ転じたとみられる。市場予想は100万件だった。

市場関係者のコメントは以下の通り。

●今後の悪い指標の始まり

<ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略部長、スバドラ・ラジャパ氏>

予想されていた内容だ。現時点では予想を超えると幅広く想定されていた一つの指標に重きを置くのはかなり難しい。

今回の指標は、今後数カ月間に出てくる極めて悪い指標の始まりだ。債券市場は既に上昇しており、この指標を受けて大きな反応は出ていない。

●市場の冷や水に、一段の財政支援必要

<プルデンシャル・ファイナンシャル(米ニュージャージー州)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏>

過去最多の数値となり、市場の冷や水となった。同水準の数値が3─4週間続けば、一段の財政支援が必要になる。米連邦準備理事会(FRB)による金融政策でさえ、通常とは異なる様々な方法で財政分野に移行している。

予想よりも弱い指標を受けても市場が安定的に推移するとすれば、市場参加者が一段の経済刺激策を期待していることを示唆する。2兆ドル規模の経済対策はすでに合意されたが、増強する必要があるだろう。

●失業率は週間で2%悪化

米労働省が26日に発表した21日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比300万1000件増の328万3000件と、過去最多となった。シアトルで24日撮影(2020年 ロイター/BRIAN SNYDER)

<BMOキャピタルマーケッツ(ニューヨーク)の米金利戦略部長、イアン・リンゲン氏>

これまでの最高は1982年10月に記録した69万5000件だった。申請件数は328万件と予想の170万件を大幅に超えたが、誤差範囲の高さに留意する必要がある。今月の雇用統計の調査期間は過ぎているため、今回の内容が完全に反映されるのは5月に発表される4月の雇用統計まで待たねばならない。

統計を基に計算すると、失業率はわずか1週間で2%悪化したことになる。申請件数が10万件を超えた州は10州に上り、ペンシルベニア州が36万3000件と最も高かった。指標は今後さらなる悪化が予想される。

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