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米インテル、2025年に導入するAI向け半導体の詳細公表

米半導体大手インテルは22日、ドイツで開かれたスーパーコンピューティングに関する会議で、同社が2025年に導入する方針の人工知能(AI)向け半導体について、幾つかの詳しい内容を公表した。写真は、2017年3月19日にドイツ・ハノーバーの見本市で撮影。(2023年 ロイター/Fabian Bimmer)

[22日 ロイター] - 米半導体大手インテルは22日、ドイツで開かれたスーパーコンピューティングに関する会議で、同社が2025年に導入する方針の人工知能(AI)向け半導体について、幾つかの詳しい内容を公表した。

インテルによると、新たな半導体「ファルコン・ショアーズ」はメモリー容量が288ギガバイトで、8ビットの浮動小数点演算を支援する。対話型AI「チャットGPT」といったサービスに類似したAIモデルは規模が爆発的に拡大し、企業がAIを運用するためにより強力な半導体を求める中、こうした技術仕様が重要になっている。

インテルはAI向け半導体でライバルのエヌビディアやアドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD)に追い付くため戦略を転換している。エヌビディアはAI向け半導体で市場をリードしており、AMDは「MI300」と呼ばれる半導体でエヌビディアに挑むと見込まれている。

一方でインテルは、エヌビディアに対抗すると目されていた半導体「ポンテ・ベッキオ」の開発が何年も遅れており、市場シェアを実質的に獲得できていない。

インテルによると、ポンテ・ベッキオをベースとしたスーパーコンピューター「オーロラ」は出荷態勢が整いつつある。ポンテ・ベッキオは、エヌビディアの最新AIチップより高性能だという。

ただポンテ・ベッキオに続くファルコン・ショアーズの市場投入が最速で見込まれる2025年には、エヌビディアもさらに進化したチップを登場させる公算が大きい。

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