August 23, 2018 / 5:31 PM / a month ago

インタビュー:インド市場、今後も一番伸びる=新日鉄住金副社長

[東京 24日 ロイター] - 新日鉄住金 (5401.T)の宮本勝弘副社長はロイターとのインタビューで、インドは今後も一番伸びる市場だとの認識を示した上で、同国4位の鉄鋼メーカー、エッサール・スチール買収の必要性をあらためて強調した。

 8月24日、新日鉄住金の宮本勝弘副社長がロイターのインタビューに応じた。写真は同社のロゴマーク。都内で2012年11月撮影(2018年 ロイター/Yuriko Nakao/File Photo)

インタビューは23日に実施した。

宮本副社長は、ホームマーケットとするアジアの中でもインドの重要性を指摘した。「鋼材の需要が一番伸びているのはインドだし、今後も伸びると思っている。しかし、輸出がそう簡単ではないため、インサイダーでいることが重要」と述べた。

新日鉄住金は、鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタル(MT.AS)と印エッサール・スチールの共同買収に動いている。現在、会社法上訴審判所で、一次ビッドを行った2グループの適格性などについて審理している。宮本副社長は「判決が8月に出ると思われる。2グループのヒアリングは終わり、判断を下そうとしている」とし、勝算はあるかとの質問に対し「ずっとそう思っている」と述べた。この判断によって、買収先が決まるかどうかは依然として不透明だが、買収手続きが一歩進むことになる。

エッサールの売却に関しては、当初、4月末までに買い手が決まる予定だったが、入札のやり直しや法廷での審理などで決着が先延ばしとなっている。

世界鉄鋼協会が発表している2018年の鋼材見掛消費量によると、世界第3位市場のインドは5.5%増と、消費国トップ10の中でも最も高い成長率となる見通し。19年は6.0%増とさらに伸長すると予想されている。

米国による鉄鋼・アルミニウム輸入の追加関税の影響については、同社の全出荷額のうち北米向けは2%、約60万トンに過ぎない上、高級なシームレスパイプやレールなどが中心で、大きな影響は受けていないという。一方、米国には約710万トンの生産能力を有しており「前期の下期に比べて今上期の米国事業は数十億円のプラスになっている」という。

ただ、日本から輸出する米国向けの自動車完成車は177万台、ノックダウンセットで246万セット、鋼材換算で350万トン程度になるため、輸出鋼材より規模は大きく、関税が発動されれば影響が大きくなることが懸念されると指摘した。

清水律子 大林優香

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