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インタビュー:日本株は圧縮継続=あいおいニッセイ同和損保
2016年4月8日 / 07:36 / 2年後

インタビュー:日本株は圧縮継続=あいおいニッセイ同和損保

[東京 8日 ロイター] - あいおいニッセイ同和損保は8日、2016年度の資産運用計画について、円金利資産を運用の軸に据えるとともに、日本株は圧縮する方針を継続することを明らかにした。日銀のマイナス金利導入への対応は、日本国債の投資年限を伸ばすことや、社債などクレジット領域を併せて運用していく考え。

 4月8日、あいおいニッセイ同和損保は、2016年度の資産運用計画について、円金利資産を運用の軸に据えるとともに、日本株は圧縮する方針を継続することを明らかにした。写真は2011年8月撮影(2016年 ロイター/Yuriko Nakao)

円金利が低いので、一定程度は外債投資を考え分散していく方向だ。ただ、ポートフォリオの構成比を大きく変えるような運用ではないとしている。また、日本株の先行きに不透明感が強まっているため、早めに売却したいとの考えを示した。

同社運用企画部長の藤原尚樹氏がロイターのインタビューに答えた。

<マイナス金利の資産は買わない>

総資産のうち5割強ほどが円金利資産で、3割弱程度が日本株の比率を2016年度も大きく動かすつもりはなく、「円負債に見合う円金利資産を運用の軸に据える方向に変化はない」と藤原氏は話す。ただ、日本国債は中心的な投資対象だが、日銀のマイナス金利導入により、円債金利がさらに下がったことへの対応が必要としており、藤原氏は「長期保有を前提にした投資をしているので、マイナス金利の資産を買うということはやらない。利回りが取れるものを拾っていきたい。日本国債の投資年限を少し伸ばすことや、社債などクレジット領域を併せて運用していく考えにある」という。

<外債投資はヘッジコスト上昇、逆ザヤではない>

外債投資について、藤原氏は「円金利が低いので、一定程度は外債投資を考え分散していきたい。ただ、ポートフォリオの構成比を大きく変えるような運用ではない。償還があるため、再投資していく考えにあり、平準買いで臨む方向にある」と話した。状況を見る必要があるが、過去の投資と比べると、ヘッジコストは上がってはいるが、逆ザヤではないという。

外債の投資対象は「基本的に米国債、ユーロ債、ポンド債など先進国の国債になる。欧米債投資にあたってヘッジコストの比較を行っていく」(藤原氏)としている。

外為市場で円高が進行していることに関しては、藤原氏は「厳しい状況だ。外モノの金利収入が円ベースでは減っていくことになるため、収支的にはマイナス影響がある」という。

<日本株の先行き、不透明感強まっている>

日本株に関して、藤原氏は「中期計画で取り組んでいるので、削減を続ける方針に変わりがない。売却のタイミングについては、株式市場の先行きに不透明感が強まっていることから、前倒しに早めに売却していきたい」と話した。また、藤原氏は「足元のリスクオフや円高で日経平均株価は過度に下がった面があるのではないか」とみている。

日米の金融政策に関して、藤原氏は「日銀の政策判断は足元の相場が為替中心に大きく動いているため、かなり難しい判断が迫られるだろう。米利上げに関しても世界経済の現状を踏まえると、慎重に判断されるのではないか」との考えを示した。

伊藤武文、竿代真一 編集:内田慎一

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