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英離脱見据えたEU改革、独仏主導で年内始動=欧州副委員長
2017年6月28日 / 03:38 / 5ヶ月前

英離脱見据えたEU改革、独仏主導で年内始動=欧州副委員長

[ブリュッセル 27日 ロイター] - 欧州連合(EU)のティメルマンス欧州第1副委員長はロイターとのインタビューで、EUの統合深化は「確実に起こる」と指摘し、英国離脱を見据えたEU改革がフランスとドイツの主導で年内に始動するとの見通しを示した。

 6月26日、欧州連合(EU)のティメルマンス欧州第1副委員長(写真)はロイターとのインタビューで、EUの統合深化は「確実に起こる」と指摘し、英国離脱を見据えたEU改革がフランスとドイツの主導で年内に始動するとの見通しを示した。欧州委本部で撮影(2017年 ロイター/Francois Lenoir)

昨年の英国民投票でのEU離脱決定を受けて域内でEU懐疑論が強まり、EUは危機的状況に陥ったが、親EU派のマクロン氏の仏大統領当選やオランダ総選挙で親EUの与党が勝利したことが新たな希望をもたらした。

ティメルマンス氏は「昨年あるいは2年前よりは無論、楽観的だ」と述べ、フランスが関与を強めたことは欧州にとって好ましいとした。

先週のEU首脳会議でドイツのメルケル首相はマクロン大統領とともにEU改革に向けて協力する考えを強調。ただ、ティメルマンス氏によると、具体策は9月のドイツ総選挙の結果に左右される見通し。

「今年後半にフランスとドイツが主導してEUの結束を推進する動きがあると十分認識している。他の加盟国もそれに気づき、準備を始めている」と指摘。「統合深化は確実に起きるだろうが、どの分野が対象になるかは見極める必要がある」と語った。

同氏は統合深化の例としてデジタル単一市場やエネルギー供給の多様性・持続性の改善、公平な通商ルールを確立などを挙げた。

一方、マクロン氏が共通予算・財務相ポストを提案しているユーロ圏の改革については慎重な姿勢を示した。

また、ロシアの存在感が再び増していることやトランプ米大統領のパリ協定離脱と北大西洋条約機構(NATO)への消極的立場がEU結束の機運を高めたと説明。

英離脱に関しては「双方が痛手を受けることになるが、悪影響を可能な限り抑えることが必要」と指摘。「対立ではなく協力的なプロセスにすべきで、懲罰的姿勢は絶対に回避すべきだ」とした。

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