May 30, 2018 / 2:01 AM / a month ago

インタビュー:メキシコ中銀総裁、大統領選後のペソ支援も想定

[メキシコ市 29日 ロイター] - メキシコ中央銀行のアレハンドロ・ディアス・デレオン総裁は29日、ロイターのインタビューで、中銀は7月1日の大統領選後に起きるさまざまな事態に備えており、外為市場で流動性が枯渇すれば通貨ペソの支援に動く可能性があると述べた。

 5月29日、メキシコ中央銀行のアレハンドロ・ディアス・デレオン総裁(写真)は、ロイターのインタビューで、中銀は7月1日の大統領選後に起きるさまざまな事態に備えており、外為市場で流動性が枯渇すれば通貨ペソの支援に動く可能性があると述べた。写真はアカプルコで3月撮影(2018年 ロイター/Henry Romero)

大統領選に関する最近の世論調査では、貧困と汚職に立ち向かうと公約している左派候補アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール氏が支持率トップを堅持し、2位は左右両派連合が推すリカルド・アナヤ氏、3位は与党から出馬したホセ・アントニオ・ミード元財務公債相。

選挙を優勢に進めるロペス・オブラドール氏は、中銀の独立性を尊重し、社会福祉支出のために政府債務を拡大しないと表明しているが、対立候補は同氏の政策が実行されればメキシコ経済の安定が危険にさらされると主張している。

こうした中でディアス・レオン総裁は、財政支出が拡大された場合の対応を質問されると「特定のシナリオを話題にはしない。実際には多くのシナリオが存在するだろう」とだけ答えた。一方で、7月の選挙で誰が勝利しようとも、中銀は主要目標である「低く安定的な」物価上昇率の実現に取り組み続けると強調した。

4月半ば以降でドルに対して8%強下落しているペソについて総裁は、ドルがほぼ全面高となったことが主な原因だと指摘。ただ、大統領選や北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を巡る不透明感がペソにさらなるリスクをもたらす状況にあると認めた。

その上で総裁は、もし外為市場で流動性が「非常に乏しい」というサインが出てくれば、中銀と財務省で構成する外国為替委員会が何らかの措置を検討すると付け加えた。

また総裁は、こうしたペソ一段安のリスクを踏まえ、今年の物価上昇率が下振れする見込みだとしても、金融政策運営には「周到さ」が必要になるとの見方を示した。

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