[6日 ロイター] - 米アップルAAPL.Oの新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」の利益率が「iPhone8」よりも高いことが、専門調査機関の分析で改めて示された。Xの製造コストは8より25%高いものの、販売価格は43%上回っている。
テックインサイツがiPhoneを分解して各部品を調べたところでは、Xの製造コストは357.50ドルとなった。販売価格は999ドルで粗利益率は64%。一方、8の販売価格は699ドルで、粗利益率は59%となっている。
テックインサイツによると、Xが割高化したのはいくつかの新デザインが採用されたため。特に14.8センチの前面いっぱいのディスプレー関連部品のコストは65.50ドルと、8のディスプレーの36ドルを大幅に上回った。
テックインサイツのコスト調査アナリスト、アル・コースキー氏は、アップルは最新機種を高価格に設定し、第三者を通じた販売でもその価格を維持できる稀有の存在だと指摘した。
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