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イラン大統領選、国際社会との関係回復が焦点 強硬派は候補一本化
2017年5月17日 / 05:45 / 7ヶ月前

イラン大統領選、国際社会との関係回復が焦点 強硬派は候補一本化

[アンカラ 16日 ロイター] - イランで19日に実施される大統領選では、選挙結果によって国際社会との関係回復が停滞または加速するかが左右される可能性がある。現職のロウハニ師(68)がやや優勢とされているが、強硬派の対立候補は、ロウハニ師が数十年にわたり低迷した経済を回復できなかったと批判している。

 5月16日、イランで19日に実施される大統領選では、選挙結果によって国際社会との関係回復が停滞または加速するかが左右される可能性がある。写真は保守強硬派エイブラハム・ライシ師候補者の支持者ら。イラン・テヘランで撮影された提供写真(2017年 ロイター)

多くのイラン国民は、ロウハニ政権が2015年に米欧など6カ国と結んだ核合意について、制裁解除を受けて見込まれるとした雇用創出、経済成長、外国からの投資につながっていないとみている。

二期目を目指すロウハニ師は、外国との大きな対立を望まず国内の社会的・経済的自由を求める改革派の票の確保を目指している。ここ数日では、保守派について、人権侵害を行い、宗教的権威を利用して権力を手に入れたなどとして批判を強めている。

ロウハニ師の有力な対抗馬とされる保守強硬派のライシ前検事総長(56)は、イランは海外からの支援を必要とせず、1979年のイラン革命の理念を復活させる姿勢を示している。ライシ師はイラン革命防衛隊、強硬派の聖職者らの支持を得ている。

ライシ師はイランの最高指導者ハメネイ師に近い存在で、同国のメディアではハメネイ師の後継候補として取りざたされている。

同じくロウハニ師の有力な対抗馬とされていたガリバフ・テヘラン市長は15日、大統領選から撤退しライシ師の支援に回ると表明。強硬派の候補が一本化され、ライシ師勝利の確率が高まった。

ライシ師は所得のより低い有権者に対し、数百万の雇用を創出すると強調している。イランのエコノミスト、サイード・レイラズ氏は「こうした公約は非現実的ではあるものの、数百万の低所得者層の票を引き寄せるだろう」と述べた。

一方、テヘランの学生は、当初は投票を棄権しようと考えていたが、改革派のハタミ元大統領がロウハニ師の支持を表明したことから、ロウハニ師に票を投じる予定だと述べた。

大統領選では、19日の第1回投票で過半数の票を獲得する候補がいない場合、上位2候補が26日の決選投票に進む。19日の投票は0330GMT(日本時間午後12時半)に開始し、1330GMT(同午後10時半)に締め切られるとみられるが、締め切り時間は延長される可能性もある。最終結果は21日に発表が見込まれる。

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