June 10, 2019 / 3:12 PM / 16 days ago

イラン、警告通りにウラン濃縮加速=IAEA事務局長

[テヘラン/ウィーン 10日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は10日、イランが警告通りにウラン濃縮を加速化させたことを明らかにした。

 6月10日、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は10日、イランが警告通りにウラン濃縮を加速化させたことを明らかにした。写真は3月4日、ウィーンで記者会見を行う天野事務局長(2019年 ロイター/Leonhard Foeger)

イランのロウハニ大統領は5月8日、2015年の核合意について一部の履行を停止したと明らかにした上で、参加国が合意に基づく約束を守らなければ、高レベルのウラン濃縮を再開すると警告していた。

イラン核合意の下で、イランが濃縮できるウランの量は制限されている。

天野事務局長は生産量に振れがあるため、制限水準にいつ達するかは分からないとした。

記者会見で、5月20日時点でイランは核合意に従っているとしたIAEAの直近の四半期報告以降、濃縮ウランの生産は加速しているかとの質問に対し、「生産ペースは加速している」と述べた。ただ、具体的な数字は明らかにしなかった。

またIAEA理事会での講演で、核問題を巡る緊張の高まりについて懸念を示し、「対話を通じて緊張を緩和する方策が見つかること」を期待すると語った。

「イランが(合意に基づく)核関連の約束を完全に履行することが不可欠だ」とも述べた。

イラン核合意を巡っては、約1年前の離脱後に同国への制裁を再開した米国が先月、イラン産原油禁輸措置の適用免除を解除したことを受け、両国の緊張が高まっている。

イランのロウハニ大統領は、同国を訪問中のドイツのマース外相との会談で、米国が緊張を高めていると非難し、核合意に署名した欧州諸国に「米国のイランに対する経済戦争に対抗」するよう求めた。イラン国営テレビが報じた。

マース外相はイランに対し、事態の深刻化を避け、核合意を履行するよう要請。そうでなければイランは国際社会から一段と孤立し、地域のさらなる不安定化につながると警告した。10日夜のドイツ帰国後に放送されたZDFテレビのインタビューで語った。

同相はまた、イランのザリフ外相との共同会見で「我々は義務を果たしたい」とし、「奇跡は起こせないが(核合意の)失敗を回避できるよう努力する」と述べた。

*内容を追加しました。

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