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IAEA、イランの核関連施設を査察 ウラン貯蔵量増加

 国際原子力機関(IAEA)はイランとの先週の合意の下、核物質が保管されている疑いがある2施設のうち1つを査察した。写真はIAEAのロゴ。2019年7月撮影(2020年 ロイター/Lisi Niesner)

[ウィーン 4日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)はイランとの先週の合意の下、核物質が保管されている疑いがある2施設のうち1つを査察した。また別の報告書で、イランの低濃縮ウラン貯蔵量がさらに増加したと明らかにした。ロイターが4日、IAEAの2つの報告書を入手した。

IAEAは、査察した施設で核物質を検出するため環境試料を採取したという。報告書は、もう1つの施設について「環境試料採取のため2020年9月中に査察する。日程はイランと合意済み」とした。

別の報告書によると、イランの低濃縮ウラン貯蔵量は直近の四半期に534キロ増え2105.4キロとなった。増加幅は前期とほぼ同じ。貯蔵量は2015年のイラン核合意で定められた202.8キロの10倍以上になった。米国が18年にイラン核合意から離脱し制裁を再開して以降、イランは合意に違反している。

ただ貯蔵量は依然として、15年の合意前の水準である数トン規模は大幅に下回っている。

イランは濃縮度4.5%でウランを精製。核合意で定めた3.67%は上回るが、合意前の20%は大幅に下回っている。濃縮度90%程度が兵器級と見なされ、核爆弾を作ることができる。

イランは8月26日、グロッシIAEA事務局長による就任後初の同国訪問で2施設の査察に合意した。IAEAは許可なしに査察する権利があると主張したが、イランはこれまでの活動に関する大量の文書の少なくとも一部について、敵対国のイスラエルがイランで入手したと主張していることから反対した。

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