May 8, 2018 / 10:53 PM / 17 days ago

米国、ボーイングとエアバスのイラン向け販売許可取り消しへ=財務長官

[ワシントン 8日 ロイター] - ムニューシン米財務長官は8日、米国の対イラン制裁再開によって航空機大手ボーイング(BA.N)とエアバス(AIR.PA)に付与しているイラン向け旅客機・部品販売許可を取り消す方針を明らかにした。

 5月8日、ムニューシン米財務長官(写真)は、米国の対イラン制裁再開によって航空機大手ボーイングとエアバスに付与しているイラン向け旅客機・部品販売許可を取り消す方針を明らかにした。写真はカリフォルニア州で4月撮影(2018年 ロイター/Mike Blake)

トランプ大統領はこの日、イランと欧米など6カ国が2015年に締結した核合意から離脱し、対イラン経済制裁を再開すると発表。これを受けてムニューシン長官は記者団に「ボーイング(とエアバス)の免許は取り消される」と述べた。

長官はまた、米国の対イラン制裁再開によって原油価格が大幅に上昇する可能性は低いとの見方を示した。イラン原油輸出の減少分を補うため、一部の国が増産の用意を示しているとした。

国営イラン航空は、15年の核合意による制裁解除を受けて、エアバスから旅客機100機、ボーイングから80機、フランス・イタリア系の航空機メーカー、ATRから20機を購入する契約を結んだ。商用機には米国製の部品が多数使われているため、契約が履行されるかどうかは米政府の許可に左右される。

輸出許可を管轄する米財務省は、核合意離脱の90日の猶予期間が8月6日に終了した後は、商用旅客機と部品、サービスのイランへの輸出は認めないと表明。また、猶予期間終了後は、米企業によるイランとの商談への認可を取り消す方針も示した。

事情に詳しい関係者によると、ボーイングへの免許は20年9月まで有効となっていた。

ムニューシン長官は、一部企業に対し、猶予期間中に制裁の適用除外あるいはイランとの新たな取引認可を申請することを認める可能性についても言及。対象となり得る企業名は特定しなかった。

「個別的に検討することになる。ただ、概観すると、制裁を広範に実施することを目指している」と述べ、イランによる米金融システムへのアクセスを遮断することが米政権の狙いだと続けた。 

ボーイングのデニス・ミュレンバーグ最高経営責任者(CEO)は前月、イランへの納入は年内に予定していないと述べていた。旅客機 「777」の生産計画は「イランからの受注に依存していない」ともコメントしていた。ミュレンバーグ氏は9日にワシントン経済クラブで発言する予定。

ボーイングの株価は8日の取引を0.6%安の338.37ドルで終了した。

*内容を追加しました。

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