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中東からアジア向けタンカー運賃が急騰、米のCOSCO制裁で

 9月27日、中東からアジア向けの主要な原油タンカー運賃が最大28%上昇した。写真はフランスのマルセーユ沖を航行するタンカー。9月17日撮影(2019年 ロイター/Jean-Paul Pelissier)

[シンガポール 27日 ロイター] - 中東からアジア向けの主要な原油タンカー運賃が27日に最大28%上昇した。イラン産原油輸送に関与したとして米国が中国大手の中国遠洋運輸(COSCO)傘下部門に制裁を科したことを受け、世界の石油輸送市場が動揺した。

米国務省が制裁対象とした企業の中にCOSCO傘下2部門が含まれていた。同省は今回の制裁について、昨年11月に対イラン制裁を再開してから「米国がとった最大の制裁措置の1つ」としている。

COSCOは世界最大のエネルギー輸送会社の1つで、50隻以上のスーパータンカーを運用している。

複数の業界筋によると、中東―北アジア航路における大型オイルタンカー(VLCC、スーパータンカー)の10月の運賃は、指標のワールドスケールがオーバーナイトで約19%上昇し、約75─76ポイントに。これは1隻あたり約60万ドル増を意味するという。

複数の業界筋によると、10月第2週の中東─インド西岸の運賃は28%上昇。印リライアンス・インダストリーズRELI.NSがオーバーナイトに2隻のスーパータンカーを押さえたことを受けたという。

ただ、COSCO傘下部門に対する制裁がどの程度の範囲にわたって実行されるのか不透明なところもある。業界筋によると、一部の石油バイヤーはCOSCOタンカーの利用を控えており、法務部門とともに制裁の影響を精査している。

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