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イラク・クルディスタン石油生産、投資なしなら半減も=政府文書

 8月30日、イラク北部クルディスタン地域での石油生産は、新たな探査や大規模な投資がなければ2027年までにほぼ半減する可能性があることが政府文書で分かった。2014年8月、イラク・エルビルで撮影(2022年 ロイター/Azad Lashkari)

[エルビル 30日 ロイター] - イラク北部クルディスタン地域での石油生産は、新たな探査や大規模な投資がなければ2027年までにほぼ半減する可能性があることが政府文書で分かった。この地域を統治するクルド人主体の自治政府「クルディスタン地域政府(KRG)」にとって石油収入の急減は経済的苦境をさらに深刻化させると外交筋やエネルギー専門家は指摘する。

文書によると、クルディスタン地域の石油生産量は、投資が完全に最適化されたシナリオでは5年後に日量58万バレルまで増加し、53万バレルが輸出可能になる。

しかし新たな投資がなければ、古い油田が枯渇し、輸出可能な量は日量24万バレルにとどまる可能性がある。

同地域の石油・ガス委員会のメンバーは「これは非常に危険だ。しかしイラク政府との問題を解決すれば、クルディスタンは新しい鉱区を開発し、生産量を増やすことができる」と述べた。

KRGはコメント要請に応じていない。

イラクの憲法では、同地域は国家予算の一部を受け取る権利がある。しかし14年にクルド人がイスラム過激組織「イスラム国(IS)」から北部の主要油田キルクークを奪取し独自に原油を販売し始めたため予算を巡る取り決めは無実化した。

18年、イラク政府軍がキルクークを含む係争地を奪還するとクルディスタン地域への予算配分を一部再開したが、散発的なものにとどまっている。

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