[テルアビブ 16日 ロイター] - イスラエル中央統計局は16日、2022年の経済成長率が6.5%となり、前年の8.6%から伸びが鈍化したと発表した。それでも消費と輸出、投資の着実な伸びを背景に、大半の西側諸国よりはるかに高い伸び率となった。
中央銀行と財務省は6.3%と予想していた。昨年第4・四半期の速報値は年率換算で5.8%となり、ロイターのエコノミスト調査による予想の2.5%を大きく上回った。
22年の経済協力開発機構(OECD)諸国の平均成長率は2.8%だった。
ただ、23年の成長率はさらに鈍化し、3%近辺になるとみられている。
1人当たりの成長率はイスラエルが4.4%、OECDの平均は2.6%だった。
昨年のイスラエルの人口は、旧ソ連圏からの移民増と死亡率低下で2.2%増の966万人となった。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」