[ドバイ 29日 ロイター] - イスラエルのラピド新外相は29日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビを2日間の日程で訪問し、在UAEイスラエル大使館の開設式典に出席した。
両国が昨年国交を正常化して以来、イスラエルの閣僚が湾岸諸国を訪問するのは初めて。2週間前に発足したベネット新政権にとって、アラブ諸国との外交を積極化する機会となる。
ラピド氏は式典で「イスラエルはすべての近隣諸国との和平を望んでいる」と述べ、アラブ諸国との関係強化に期待を示した。
ラピド氏はUAEのアブドラ外務・国際協力相と会談し、経済・商業上の協力を巡る合意書面に署名した。30日には10月開催予定のドバイ万博の会場も訪れる予定だ。
ブリンケン米国務相は、ラピド氏のUAE訪問を歓迎する声明を出した。
イスラエルとUAEは昨年、当時のトランプ米政権の仲介で国交正常化に合意した。
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