[エルサレム/ガザ 27日 ロイター] - パレスチナの過激派「イスラム聖戦」は27日、ガザ地区からイスラエルへのロケット弾に関わったとの犯行声明を出した。
イスラム組織「ハマス」が支配する南部沿岸地帯との境界付近のイスラエル人が住むコミュニティーにとって、ロケット弾発射は警鐘となった。
報復としてイスラエルの戦闘機が27日、ガザを攻撃した。イスラエル軍は地下のロケット製造拠点とハマスが使用する軍事基地を標的にしたと発表した。
双方とも死傷者の報告はない。パレスチナのグループが数百発のロケット弾を発射し、イスラエルがガザを攻撃するという近年繰り返している事態よりも深刻な衝突に発展する兆候は直ちには見られなかった。
26日にはイスラエルがヨルダン川西岸の難民キャンプを襲撃し、武装組織メンバーと少なくとも民間人2人を含む少なくとも9人のパレスチナ人が死亡していた。ヨルダン川西岸地区での1日の死者数としては、最近数年間で最高となった。2023年のこれまでのパレスチナ人の死者は少なくとも30人となった。
ブリンケン米国務長官はイスラエルとヨルダン川西岸を歴訪する予定で、米政府は双方に沈静化を求めた。
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