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イスラエル野党が連立合意、ネタニヤフ氏退陣に近づく

[エルサレム 3日 ロイター] - イスラエルの中道野党「イェシュアティド」のラピド党首は2日、連立政権発足で複数政党と合意したとリブリン大統領に正式に報告した。12年連続で首相を務めるネタニヤフ氏が、退陣に追い込まれる可能性が強まった。

党の発表によると、ラピド氏は2日深夜の組閣期限の約30分前に「組閣に成功した」と大統領に報告した。大統領は祝意を伝えたという。

政権が発足すれば、主要な連立相手となる右派「ヤミナ」のベネット党首が「輪番制」の下でまず首相に就き、約2年後にラピド氏に交代する見通し。

連立政権は中小の幅広い政党で構成され、同国史上初めてアラブ系政党も参加する。

このほかベネット氏のヤミナ、ガンツ国防相が主導する中道左派の「青と白」、左派の「メレツ」と「労働党」、リーベルマン元国防相が率いる極右「わが家イスラエル」、ネタニヤフ氏の「リクード」を離党したサール元教育相の右派政党「新たな希望」が加わる。

ただ、新政権は国会(定数120)でわずかに過半数を上回る不安定な状況で、宣誓就任は約10─12日後になる見通しだ。それまでにネタニヤフ氏側が議員に反対票を投じるよう説得を試みる可能性もある。

専門家は、アラブ系政党や左派との連立に不満を抱くヤミナの議員に翻意を促すなど、ネタニヤフ氏があらゆる手を尽くして抵抗するとみている。

現地紙ハーレツの政治アナリストは、ツイッターへの投稿で「信任投票まで数日間、ネタニヤフ氏はまだ首相だ。新政権が過半数を確保できないよう、同氏は徹底抗戦するだろう。まだ終わりには程遠い」との見方を示した。

ラピド氏はツイッターで「(新政権は)票を投じた人も投じなかった人も含め、全てのイスラエル市民のために働く。野党を尊重し、社会全体の結束のために全力を尽くす」と表明した。

ガンツ氏は「大きな希望の夜だ」とツイートした。連立合意の下、同氏は国防相にとどまるという。

イスラエルでは過去2年に4回の総選挙が実施された。ネタニヤフ氏の退陣で政治の混乱が落ち着く可能性もあるが、同国の外交政策の大幅な転換につながる公算は小さいとみられている。

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