December 21, 2016 / 7:44 PM / 3 years ago

伊モンテ・パスキ、公的救済不可避に 増資の実現困難=関係筋

 12月21日、モンテ・パスキの公的救済が不可避となったことが、関係筋の話で分かった。写真は同行の広告。ミラノで1月撮影(2016年 ロイター/Stefano Rellandini/File Photo)

[ミラノ 21日 ロイター] - 経営難のイタリア大手銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)(BMPS.MI)の増資計画の実現が困難な情勢となり、公的救済がほぼ不可避となったことが、関係筋の話で分かった。

同行は21日夜、増資の受付終了まで数時間となった段階でアンカー投資家を確保できていないことを認め、ロイターが伝えた関係筋の情報を確認する格好となった。

関係筋によると、アンカー投資家不在となったことで、他の機関投資家が増資を引き受ける見込みがなくなった。

モンテ・パスキはカタール投資庁(QIA)が10億ユーロを拠出すると期待していたが、関係筋はその可能性はなくなったとしている。

モンテ・パスキはこの件に関するコメントを控えた。

同行は年末までに増資などを通じて50億ユーロ(52億ドル)を調達できなければ、清算される可能性がある。

イタリア議会は21日、200億ユーロの銀行セクター支援計画を承認した。ジェンティローニ新政権は22日か23日に閣議を開き、モンテ・パスキ救済の緊急法令を発令する見込みで、早ければ22日にも公的支援に踏み切る公算となった。

モンテ・パスキはこの日、債務の株式化を通じた調達額が20億6000万ユーロに達し、想定を上回ったことを明らかにした。ただ、増資で十分な資金を調達できなければ、経営健全化策は失敗に終わるとの見方をあらためて示した。

*内容を追加しました。

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