[ローマ 5日 ロイター] - 反ユーロを掲げるイタリアの新興野党「五つ星運動」は5日、レンツィ首相が国民投票の結果を受けて辞意を表明したことに関し、政権に就く用意があると表明した。
「五つ星」の創設者、ベッペ・グリッロ氏はブログで「民主主義が勝利した」とコメント。
4日実施された国民投票では、レンツィ首相が提唱した憲法改正案の反対票が賛成票を上回り、否決される見通しとなった。
「五つ星」は否決を訴えていた。
グリッロ氏は即時に選挙を実施するべきだと主張。同党による政権交代を支持する国民に必要な情報を提供するため、来週から政策要綱の取りまとめと内閣チームの編成を開始すると表明した。
「五つ星」はユーロ圏からの離脱の是非を問う国民投票の実施を目指している。世論調査ではレンツィ首相率いる民主党と支持率は互角になっている。
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