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欧州委、イタリア銀巡る裁判で上訴

[ブリュッセル 29日 ロイター] - 欧州連合(EU)の下級審に相当する一般裁判所が今年3月、イタリアで5年前に実施された貯蓄銀行の救済措置はEUが禁止する国家補助に当たらないとの判断を示したことについて、欧州委は判決を不服として上訴した。今回の動きは欧州委のベステアー委員(競争政策担当)によるイタリア政府へのけん制と考えられる。

争点となったのは貯蓄銀行バンカ・テルカスへの救済で、イタリアの銀行間預金保護基金(FITD)が救済を主導した。ただ欧州委員会はこうしたスキームを認めずにイタリア政府に支援の撤回を命令。その後一般裁判所は欧州委の決定を無効と判断していた。

欧州委が上訴したことで係争は長期化する見通しで、イタリア政府は今後銀行を救済する際、同様のスキームを利用できなくなる可能性もある。イタリア政府は経営難に陥っているカリジェ銀について、公的支援の可能性を排除していない。

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