June 20, 2019 / 4:32 AM / a month ago

欧州の「安全債」構想、財政統合が必要=伊債務管理長官

[ロンドン 19日 ロイター] - イタリア債務管理庁のイアコボーニ長官は19日、欧州の共同ソブリン債構想(「安全債」構想)について、ユーロ圏の財政統合を同時に進めなければ、合理的なものにはならないとの認識を示した。

 6月19日、イタリア債務管理庁のイアコボーニ長官は、欧州の共同ソブリン債構想(「安全債」構想)について、ユーロ圏の財政統合を同時に進めなければ、合理的なものにはならないとの認識を示した。写真はベルリンで5月撮影(2019年 ロイター/Hannibal Hanschke)

同長官は、EU懐疑主義の動きが、共同ソブリン債構想に弾みをつける要因になるとみられるが、非常に近い時期に実現するとはみていないと発言。

「共通の財政力がなければ(共同債には)非常に慎重になる必要がある」とし「手続き面で非常に近いところにいるとは思わないが、楽観はしている」と述べた。

アナリストは、共同債について、大半の個別国の国債よりも安全なものになるとの見方を示しているが、財政な健全な国は、最終的には自国が返済を迫られるのではないかと懸念から、共同債の発行に反対している。

同長官は、イタリアの債務水準については、安定してきており、今後の問題はどのように債務の削減を進めるかだと指摘。

「債務の国内総生産(GDP)比は、数年にわたって上昇していたが、今は安定している。もちろん、我々は削減に向けて努力している」とし、政府が債務削減と成長再開に向けた政策の導入を目指していると述べた。

同長官は、イタリア国債のボラティリティーをそれほど懸念していないとも発言。イタリアには多くの投資家がおり、流通市場を支えるプライマリーディーラー制度もあると指摘した。

同長官は、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が18日に金融緩和を示唆したことについて、イタリア政府の借り入れが容易になるとの見方も示した。

同長官はロイターに「もし量的緩和が再開されれば、前回2014年の発表と同じ効果を持つ可能性がある。我々の発行市場の状況が緩和するだろう」と述べた。

ただ同長官は、ドラギ総裁は量的緩和を再開する可能性があると発言しただけであり、量的緩和が再開されない可能性もある、との慎重な見方も示した。

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