October 10, 2018 / 5:04 PM / 2 months ago

イタリア政府、予算案の撤回拒否 経財相「市場は過剰反応」

 10月10日、イタリア政府は前政権の想定よりも赤字拡大を見込む財政計画について、撤回しない方針を表明した。ローマで4月撮影(2018年 ロイター/ALESSANDRO BIANCHI)

[ローマ 10日 ロイター] - イタリア政府は10日、前政権の想定よりも赤字拡大を見込む財政計画について、撤回しない方針を表明した。

イタリア議会予算局は9日、3カ年財政計画に盛り込まれた経済成長率予想が楽観的過ぎるとして同計画の認証を拒否。これを受けて、イタリア国債は売られた。

議会予算局の見解は拘束力をもたないが、成長率予想が却下されたことを受け、トリア経済・財務相は前日に続き議会での説明を余儀なくされた。

トリア経財相は、政府の見解としては予想を確認することが適切と主張。「ここ数日の国債利回り上昇は確かに懸念される。しかし繰り返すが、それは過剰反応でありイタリアの経済ファンダメンタルズに照らせば正当化できない」と述べた。

さらに、19年予算案に盛り込んだ370億ユーロの追加支出は、150億ユーロ(172億ドル)相当の削減や追加歳入で一部カバーされ、実際の支出は220億ユーロ相当になると説明した。

その上で「今回の予算案で債務の持続性が議論されるのはおかしい。政府として信認の回復に努めるのは当然であって、当該目標に向かって最大限尽力する」と強調した。

10日、連立政権の一翼を担う「同盟」の有力議員は、格付け会社がイタリアの債務格下げを行う可能性があるとの見解を示した。[nL4N1WQ33V]

こうした中、連立与党指導部は財政目標の修正圧力に屈しない姿勢を表明。「五つ星運動」トップのディマイオ副首相は、予算案を変更して国民を裏切るようなことはしないと明言したほか、同盟トップのサルビーニ副首相も、大手金融機関の中に政府が予算案を撤回すると考える向きもあるようだが間違っているとして、予算案撤回を織り込む投機筋の動きをけん制した。

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