[ローマ 8日 ロイター] - イタリアのサボーナ欧州担当相は8日、今後数年間の景気刺激的な予算案について欧州連合(EU)と合意することに自信を示した。
同相は「市場の反応は非常に落ち着いている。われわれはもっと悪い反応を予想していた」と語った。
EUとの合意を見込んでいるとした上で、そうならなかった場合は大規模な金融危機を誘発する可能性があり、「誰の利益にもならない」と警告。今後の市場動向を決定付ける上で「(欧州)委員会の行動が重要だ」と指摘した。
欧州委はイタリアの財政目標を巡り、すでに懸念を表明している。ただ、モスコビシ委員(経済・財務・税制担当)は8日、予算を巡る論調を和らげることが交渉の改善につながるとの認識を示した。