October 9, 2018 / 10:32 AM / 11 days ago

イタリア、予算巡りEUとの建設的な協議望む=経済・財務相

[ローマ 9日 ロイター] - イタリアのトリア経済・財務相は9日、市場の混乱が金融危機に転じた場合、落ち着きを取り戻すために必要なあらゆる方策を講じる方針を表明した。

 10月9日、イタリアのトリア経済・財務相は、2019年予算について、欧州連合(EU)と建設的な協議を行いたいとの認識を示した。写真はローマで6月撮影(2018年 ロイター/Tony Gentile)

2019年予算について、欧州連合(EU)と建設的な協議を行いたいとの認識を示した。議会の委員会で述べた。

EUはイタリアの財政赤字に懸念を表明している。

同相は、19年予算を巡る不安は不当だと指摘したが、ドイツ10年債との利回り差が拡大すれば、政府として行動する考えを示した。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が12年、通貨ユーロを救うため、あらゆる措置を講じる方針を表明した点に触れ、「金融危機時には、ドラギ氏が行ったように政府は必要なことを実行する」と述べた。

同相の発言を受け、市場に安心感が広がることはなかった。10年債利回りIT10YT=RRは4年半ぶり高水準を記録し、ドイツ国債利回りとの格差は約312ベーシスポイント(bp)と5年ぶり水準に拡大した。

同相は、前政権がまとめた債務抑制策は効率的ではなかったと指摘。成長と雇用拡大のため、さらなる措置が必要だとの認識を示した。

同相は「この政権の成長戦略に十分な根拠があることを示すため、欧州との建設的な協議が行われるだろう」と発言。成長と雇用が危機前の水準に戻れば、構造的な赤字は縮小するとの見方を示した。

欧州委員会のカタイネン副委員長は9日、イタリアはかなり脆弱との認識を示した。記者団に「イタリアが完全に非現実的な財政目標や成長見通しを示し、交渉が相当難航する展開を懸念している」と述べた。

イタリア政府は、減税と福祉支出増加で成長が加速すると予想。2019年の経済成長率を1.5%、2020年を1.6%、2021年を1.4%と予測している。

独立系アナリストからは予測が楽観的すぎるとの批判が出ているが、同相は「こうした目標は慎重なものだ」と発言。「最初の2年以内にユーロ圏との成長ギャップを埋め、次の3年間で債務比率の最初の大幅な低下を実現する」と述べた。

来年の構造的赤字は、国内総生産(GDP)比で0.8%増加する見通し。

*内容を追加しました。

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