May 9, 2018 / 10:35 PM / 17 days ago

伊「五つ星運動」と「同盟」が連立協議、大衆迎合政権誕生の可能性

[ローマ 9日 ロイター] - 3月に実施されたイタリア総選挙で2大勢力となった大衆迎合主義(ポピュリズム)政党の「五つ星運動」と反移民を唱える極右政党「同盟」が9日、連立協議に入った。

 5月9日、3月に実施されたイタリア総選挙で2大勢力となった大衆迎合主義(ポピュリズム)政党の「五つ星運動」と反移民を唱える極右政党「同盟」が、連立協議に入った。写真中央は同盟のサルヴィーニ氏、7日撮影。提供写真(2018年 ロイター/Italian Presidential Press Office)

「五つ星運動」と「同盟」はマッタレッラ大統領に対し連立協議を進めていることを通達。これを受け大統領は首相の指名発表を24時間待つ方針を示した。

「同盟」を率いるマッテオ・サルヴィーニ氏は「可能な限り、あらゆる取り組みを行っている」と表明。「五つ星運動」と「同盟」所属議員は10日までに大枠での合意は可能との見方を示している。

「同盟」と中道右派連合を形成する政党「フォルツァ・イタリア」を率いるベルルスコーニ元首相は9日、「五つ星運動」が「同盟」との連立樹立に向けて要求していた条件を受け入れ、「フォルツァ・イタリア」が新政権に参加しない方針を示した。

ただ、「フォルツァ・イタリア」は連立勢力に加わらないものの、地方レベルでは「同盟」との連携を続けるとした。

連立協議の長期化で政治空白が続く中、「五つ星運動」はこれまで、「同盟」に対し、ベルルスコーニ氏の「フォルツァ・イタリア」と手を切ることを条件に、連立を組むことを繰り返し提案。「同盟」側は提案を拒んできたが、一方でベルルスコーニ氏に身を引くよう求める圧力も強めていた。ベルルスコーニ氏が今回、「五つ星運動」の要求に応じたことで、連立協議の大きな障害はなくなった。

「五つ星運動」は、脱税で有罪判決を受け汚職疑惑もたびたび浮上するベルルスコーニ氏は政治腐敗のイメージが強いとみている。

LCマクロアドバイザーズの責任者で前首席エコノミストのロレンツォ・コドーニョ氏は、「五つ星運動」と「同盟」が政権を樹立すれば金融市場がマイナスの反応を示す可能性があると指摘。「反体制、反ユーロ、反緊縮財政主義を掲げる政権は、イタリアの金融資産にとり幸先の良いものではない」と述べた。

実際、この日のユーロ圏債券市場ではイタリアとドイツの10年債利回り格差が一時132.7ベーシスポイント(bp)と、3月29日以来、約6週間ぶりの水準に拡大している。

*内容を追加しました。

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