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イタリア、VMウェア製サーバー狙ったサイバー攻撃について警告

 イタリアの国家サイバーセキュリティ庁(ACN)は2月5日、世界各地で多数のコンピューター・サーバーが身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」によるサイバー攻撃の標的になったとして対策を呼びかけた。2017年3月撮影(2023年 ロイター/Kacper Pempel/Illustration)

[ローマ 5日 ロイター] - イタリアの国家サイバーセキュリティ庁(ACN)は5日、米クラウド企業ヴィエムウェア(VMウェア)の「ESXi」サーバーの多くが世界的に身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」によるサイバー攻撃の標的になったと指摘し、各組織に対策を呼びかけた。

ACNのロベルト・バルドーニ長官はロイターに対し、ソフトウエアの脆弱性を狙った大規模なサイバー攻撃だと述べた。

VMウェアの広報担当者はイタリア当局の報告を承知しているとし、2021年2月時点で現在標的にされている脆弱性を認識し、修正プログラム(パッチ)を公開したと説明。パッチをまだ当てていない顧客にはすぐに適用するよう呼びかけた。

イタリアのANSA通信はACNの情報として、フランスやフィンランドなど欧州の国々や米国、カナダでもサーバーがサイバー攻撃を受けたと報じた。

イタリアでは数十の組織が被害に遭ったとみられる。

イタリアの通信大手テレコム・イタリアの顧客は同日、インターネットの問題を報告していたが、サイバー攻撃と関連はないと考えられている。

米国土安全保障省サイバーセキュリティー・インフラストラクチャー・セキュリティー庁(CISA)は官民で協力して「報告のあった事案について影響を検証し、必要に応じて支援を提供している」と表明した。

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