[ローマ 30日 ロイター] - イタリア国家統計局(ISTAT)が発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比0.2%増、前年比0.1%増となり、景気後退(リセッション)を脱却した。
イタリアは、前年第3、第4・四半期と2四半期連続で前期比でマイナス成長となっていた。
小幅ながらプラス成長を回復したことは、財政赤字問題などを抱える連立政権にとっては朗報だ。
ロイターがまとめたエコノミストの平均予想は前期比0.1%増、前年比0.1%減だった。
ISTATは、GDP速報値の内訳は公表しないが、製造業、サービス、農業などの活動が活発化したと説明した。