July 10, 2018 / 10:58 AM / 4 months ago

イタリア新政権は慎重な財政運営を、中銀総裁が訴え

 7月10日、イタリアのビスコ中銀総裁(写真)は、イタリア新政権は金融市場の混乱と債務拡大を回避するため、慎重な財政運営が必要との見方を示した。2017年10月撮影(2018年 ロイター/Remo Casilli)

[ローマ 10日 ロイター] - イタリアのビスコ中銀総裁は10日、イタリア新政権は金融市場の混乱と債務拡大を回避するため、慎重な財政運営が必要との見方を示した。

ローマで開催された銀行関係者の会合で語った。総裁は、イタリアでは改革機運が後退していると指摘。新たな金融危機が発生した場合、イタリアは「10年前よりもずっと脆弱」と警告した。

ポピュリズム政党「五つ星運動」と極右「同盟」から成る連立政権は減税や福祉支出増を計画しているが、総裁は、市場の緊張感とイタリアの巨額の公的債務を踏まえると、慎重なアプローチが必要だとした。

総裁は「(市場の)緊張を回避し、イタリア国民が債務増・所得減に陥るのを防ぐためには、慎重さと先見性が必要とされる」と述べた。

また、小規模な相互銀行を統合する計画に支持を表明。新政権はこの計画を中止する可能性を示している。ビスコ氏は、改革が資本増強や危機回避に役立つとの考えを示した。

このほか、これまでの政権が承認した大規模銀行や協同組合銀行の株式会社化などの改革を実行するよう呼び掛けた。銀行セクターの統合は「非効率性に対処し、資本へのアクセスを約束する最も優れたツールだ」と述べた。

新政権は公共投資を増やすほか、減税や貧困層への所得支援を推進しようとしているが、ビスコ氏は公共投資について「効率を最大化するために選択し、実行する必要があるのは明らかで、幅広くバランスの取れた税制改革の必要があるのと同じだ」と指摘。一方で、こうした政策は債務が増大しないように、注意しながら実行する必要があると述べた。

*内容を追加して再送します。

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