[ローマ 6日 ロイター] - IHSマークイットが発表した12月のイタリアのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は39.7と、好不況の分かれ目となる50を大幅に下回った。前月は39.4。ロイターがまとめた市場予想の45.3にも及ばなかった。
新型コロナウイルスの流行に伴うロックダウン(都市封鎖)が引き続き重しとなり、新規受注指数は41.7にとどまった。前月は37.7だった。
サービス部門PMIは4月に過去最低の10.8まで低下。その後は4カ月連続で上昇していたが、8月から10月にかけて再び低下した。新型コロナの感染再拡大で新たな制限措置が導入されたことが響いた。
一方、4日発表された12月の製造業PMIは6カ月連続で50を上回った。
製造業とサービス業を合わせた12月の総合PMIは43.0と、前月の42.7から小幅に上昇した。
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