March 5, 2018 / 10:39 AM / 9 months ago

イタリア総選挙、「五つ星」躍進しハングパーラメントに 5日に最終結果

4日実施されたイタリア総選挙(上下両院)では、両院とも過半数を獲得する政党がないハングパーラメントとなる見通し。

 3月4日、投開票のイタリア総選挙は、国営イタリア放送協会(RAI)などの出口調査によると、どの政党も過半数を獲得できないハングパーラメントとなる見通し。投票所に並ぶ有権者たち。ローマで撮影(2018年 ロイター/Yara Nardi)

開票率が75%強の段階で、主要3勢力はいずれも単独で議会の過半数を確保できていない。

現時点で考えられる連立のシナリオには、EU懐疑派連合の誕生が含まれ、欧州連合(EU)にとって新たな頭痛の種となりそうだ。

最終結果が明らかになるのは5日となる。

下院では、ベルルスコーニ元首相率いる野党「フォルツァ・イタリア」を含む右派連合が最大勢力となる見込み。

右派の得票率は37%程度。フォルツァ・イタリアが14%で、反移民を掲げる同盟(旧北部同盟)が18%で優勢となっている。

単一政党として得票率が最大となる見通しとなったのは反体制派政党「五つ星運動」。得票率は31%となり、前回の25%から伸びる見通し。

五つ星運動の幹部は、同党なしに連立を樹立するのは不可能だと語った。

同盟の経済担当幹部は、五つ星運動との連立の可能性を示した。

与党・民主党を中心とした中道左派連合の得票率は約22%。貧困や高い失業率、移民の大量流入への反感で票を失った。

過半数を制する政党はなく、再選挙の可能性もでてくる。

ドイツでの大連立政権誕生で5カ月余りに及んだ政治空白が解消されるが、多額の債務を抱えるイタリアで政治空白が長引けば、ドイツに代わる新たな懸念となりかねない。

議会は3月23日に開会の予定。ただマッタレッラ大統領は政権樹立に向けた協議を4月上旬まで始めないとみられている。

過去2カ月にわたる選挙期間中、各政党の指導者は、選挙後に他党と連携する可能性を繰り返し否定してきた。しかし、五つ星運動はその後、他党と共通する政策の話し合いに前向きな姿勢に転じたが、閣僚人事の交渉には応じないとしている。

ウィンポールの世論調査責任者、フェデリコ・ベニーニ氏は、「五つ星運動」に加え、反移民を掲げる右派政党「同盟」が議会の2大政党となる見通しで、双方が望めば、政権運営が十分可能な議席数を2党で確保できると指摘した。

4日の段階で主要政党の党首からのコメントはなかった。最終結果を待っている状態だが、中道左派の民主党のレンツィ党首は辞任するとみられている。

*内容を追加しました。

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