May 15, 2019 / 3:12 PM / 6 days ago

EU財政規律で「欧州は飢餓状態」、改正の必要=伊副首相

[ローマ 15日 ロイター] - イタリアのサルビーニ副首相は15日、欧州連合(EU)の財政規律は「欧州を飢餓状態に陥れている」とし、改正する必要があるとの考えを示した。

サルビーニ氏は前日、失業率を引き下げるために、財政赤字の対国内総生産(GDP)比率がEU財政規律が上限と定める3%を超える水準に上昇し、債務の対GDP比率が140%に達することを政府は容認する必要があるとの考えを表明。これを受け、イタリア10年債利回りが2カ月ぶりの高水準に上昇し、独連邦債との利回り格差は3カ月ぶりの水準に拡大した。

サルビーニ氏は前日のコメントについて、「欧州を飢餓状態に陥れている規律が存在する場合、是正されなくてはならない」と発言。これを受け、イタリア株価は下落し、影響は欧州株式市場全体に広がっている。

サルビーニ氏は、自身の発言でスプレッドが拡大していることを懸念しているかとの質問に対し、「イタリア国民の仕事、人生、健康に関する権利を最優先するため、まったく懸念していない」と述べた。

イタリアの債務の対GDP比率は現在132%と、ユーロ加盟国の中ではギリシャに次いで2番目に高い。

サルビーニ氏は2013年に現在の連立政権を構成する「同盟」の党首に就いてからEU規則を繰り返し批判してきた。同盟とともに連立政権を構成する「五つ星運動」はサルビーニ氏のこのところの発言を批判しており、欧州議会選挙を月内に控え、連立政権内の対立が鮮明になっている。

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