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ドラギ伊政権崩壊の危機、主要政党が分裂 秋に総選挙か

[ローマ 20日 ロイター] - イタリア議会上院で20日、ドラギ内閣の信任投票を連立与党の主要3党が棄権し、政権崩壊のリスクが一段と高まった。

イタリア議会上院が20日に実施したドラギ内閣を巡る信任投票は賛成95、反対38で可決されたが、連立与党のうち右派の「同盟」および「フォルツァ・イタリア」、左派の「五つ星運動」の3党が投票をボイコットし、政権崩壊のリスクが一段と高まった。ローマで撮影(2022年 ロイター/Guglielmo Mangiapane)

投票は賛成95、反対38で可決されたものの、数十人の議員が欠席。これを受け9─10月の前倒し総選挙が最も可能性の高いシナリオとなった。

関係筋によると、ドラギ氏は21日に下院で辞意を表明する可能性が高い。その上でマッタレッラ大統領に辞表を提出し、大統領が選挙を発表するとみられている。

ドラギ氏は14日にも、物価高騰対策を巡る信任投票を連立与党の左派「五つ星運動」がボイコットし、連立政権が崩壊のリスクに陥ったことを受けて辞意を表明。マッタレッラ大統領はこれを拒否し、再考を促していた。

20日の信任投票に先立ち、ドラギ氏は上院で演説し、連立与党の支持を得られれば首相にとどまる用意があると表明、連立政権に結束を呼び掛けた。また、ウクライナ戦争、社会格差、物価上昇などイタリアが直面するさまざまな課題を挙げた。

だが五つ星運動は、党の主要な懸念にドラギ氏が対処していないとして再び不支持の姿勢を取った。

さらに右派の「フォルツァ・イタリア」と「同盟」も五つ星抜きの新たな政権作りをドラギ氏に要求し、投票を欠席した。

ドラギ氏は上院での演説で、国民が支持したのは現政権だと述べ、新たな連立を率いる考えがないことを示唆した。

総選挙が実施されるまでは同氏が暫定首相にとどまる可能性が高い。

世論調査によると、選挙が実施されれば野党の極右「イタリアの同胞」を含む保守連合が勝利するとみられている。

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