July 19, 2019 / 12:13 AM / a month ago

伊連立与党、政権崩壊の可能性を警告 欧州委員長人事巡り対立

[ローマ 18日 ロイター] - イタリア連立政権を組む極右「同盟」とポピュリズム(大衆迎合主義)「五つ星運動」のそれぞれの党首は18日、連立政権が崩壊する可能性について警告した。両党は欧州委員長人事を巡り非難合戦を繰り広げてきた。

 7月18日、イタリア連立政権を組む極右「同盟」とポピュリズム(大衆迎合主義)「五つ星運動」のそれぞれの党首は、連立政権が崩壊する可能性について警告した。写真はミラノで会見を行う同盟のサルビーニ党首。5月27日撮影(2019年 ロイター/Alessandro Garofalo)

欧州連合(EU)の欧州議会は16日、次期欧州委員長にフォンデアライエン独国防相を充てる人事案を賛成多数で承認。議会の採決で同盟は反対票を投じた一方、五つ星は賛成に回り、対応が割れた。五つ星の支持はフォンデアライエン氏の起用を確定するうえで決定的となった。

五つ星党首のディマイオ伊副首相は、同盟による反対票はイタリアを孤立させるリスクがあったと指摘。同盟のサルビーニ党首は、五つ星は欧州に劇的な変革をもたらすと公約したにもかかわらず有権者を裏切ったと訴えた。

伊政府の副首相と内相を兼任するサルビーニ氏は記者団に「信頼が失われている。個人レベルでさえそうだ」と述べた上で「この政権を継続する意味がもはやないのならば、選挙に向かうことになる」とした。

ディマイオ氏はフェイスブックに投稿した動画で「同盟が政府打倒を目指すなら、はっきりとそう言うべきだ」と主張し、政権からの離脱をほのめかすことはやめるべきだと訴えた。

イタリアの政治コメンテーターはかねてより、7月20日を過ぎれば政権崩壊の可能性は断たれると予想してきた。総選挙の実施が秋以降にずれ込めば、1年の政治スケジュールの中心となっている予算案の承認ができなくなる可能性があるからだ。

イタリアでは秋と冬に総選挙が行われたことは一度もない。

連立政権が危機に陥ったとの観測は18日、サルビーニ氏がマッタレッラ大統領に面会を申し入れたと判明したことから現実味を帯びた。

政府高官は面会の日程はまだ設定されておらず、サルビーニ氏は何を協議したいのかについて説明していないと明らかにした。サルビーニ氏は深夜の現地テレビ番組で、大統領に辞意を表明する考えはないと言明した。

「政府が明日崩壊することはない」と述べ、「私は落ち着いて対応する」とした。ただ、五つ星がさまざまな政策課題に消極姿勢をとっていることについて「毎日『ノー』と聞かされれば冷静な対応は難しくなる」と語った。

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