September 2, 2018 / 11:41 PM / in 3 months

伊政府、格付け会社よりも国民の要求を優先させる=副首相

9月2日、イタリアのディ・マイオ副首相は、格付け会社フィッチ・レーティングスが同国のソブリン格付けの見通しを引き下げたことを受け、政府は格付け会社の指摘よりも国民の要求を優先させると表明した。ローマで2018年6月撮影(2018年 ロイター/Tony Gentile)

[マリーナ・ディ・ピエトラサンタ(イタリア) 2日 ロイター] - イタリアのディ・マイオ副首相は2日、格付け会社フィッチ・レーティングスが同国のソブリン格付けの見通しを引き下げたことを受け、政府は格付け会社の指摘よりも国民の要求を優先させると表明した。

フィッチは31日、イタリアのソブリン格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。6月に発足した新政権の「新しく、まだ真価が問われていない姿勢」や歳出拡大の公約を巡る懸念を理由に挙げた。

連立政権の一角を担う大衆迎合主義(ポピュリズム)政党「五つ星運動」の党首でもあるディ・マイオ氏は当地で開かれた会議で、同党の公約である低所得層向けの「ユニバーサル・インカム(最低所得保障)」を2019年に導入する必要があると述べた。「低所得層の500万人以上が再び仕事に就けるよう、予算で手当てする必要がある」とした。

「格付け会社の指摘に従い、市場を安心させる反面、イタリア国民を裏切ることなど考えられない」と強調。「われわれは常にイタリア国民を優先させる」と語った。

一方、トリア経済相は現地紙「ラ・レプッブリカ」とのインタビューで、財政に関し、欧州連合(EU)とのこれまでの合意を守る考えをあらためて示した。

新政権は9月末までに新しい経済・財政目標を公表する予定。

30日の債券市場ではイタリア国債が再び売り圧力にさらされ、独連邦債との利回り格差が約5年ぶりの水準に拡大した。

フィデリティ・インターナショナルの債券投資担当ディレクター、Andrea Iannnelli氏は調査ノートで「イタリア政府は大幅な債務負担と高水準の借りれコストを背景に綱渡りの状況にある」と指摘した。

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