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FRB0.50%利上げ:識者はこうみる

[4日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は3─4日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50%ポイント引き上げ、0.75─1.00%とした。一度に0.5%ポイントの大幅利上げを決定するのは22年ぶり。

米連邦準備理事会(FRB)は3─4日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50%ポイント引き上げ、0.75─1.00%とした。市場参加者の見方は以下の通り。1月撮影(2022年 ロイター/Joshua Roberts)

市場参加者の見方は以下の通り。

●インフレ抑制に集中、来年の景気減速リスクも

<フィッチのチーフエコノミスト、ブライアン・クルトン氏>

米連邦準備理事会(FRB)は今回の引き締めサイクルの2回目で大幅な利上げを実施した。FRBは現在、今年末までに金利を中立水準に戻すため駆け足で利上げを行っているように見える。

声明でインフレリスクに「非常に注意を払っている」と述べているように、FRBはインフレ抑制に一点集中していることが明確に示された。それは第1・四半期のGDPマイナス成長や今後のバランスシートの急速な縮小を懸念していない姿勢にも表れている。

インフレ圧力が続く中、金融引き締めが2023年の大幅な成長鈍化、あるいは景気後退を促すリスクは高まっている。

●インフレ留意の一文に注目

<アライアンス・バーンスタイン(ニューヨーク)のシニアエコノミスト、エリック・ウィノグラッド氏>

米連邦準備理事会(FRB)は市場を動揺させるべきではないと思う。

今回の声明で最も注目されたのは、「米連邦公開市場委員会(FOMC)はインフレリスクに非常に注意を払っている(the committee is highly attentive to inflation risks)」という一文が追加されたことだ。インフレは周知の事実だが、声明にこの一文を入れたことで、現在の環境下でFRBがどの方向に傾いているかが非常に明確になった。FRBはインフレを懸念しているのだ。

●驚きなし、市場は積極的な動き織り込み済み

<キャクストンのマーケットインテリジェンス責任者、マイケル・ブラウン氏>

2000年以来初の50ベーシスポイント(bp)利上げとなったが、サプライズはなかった。しかし、タカ派のブラード・セントルイス地区連銀総裁がより大幅な利上げを支持しなかったことは多少驚きだった。バランスシート縮小に関する計画もほぼ想定内の内容だった。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は積極的な利上げを進める方針を改めて示したものの、すでに市場におおむね織り込まれている状況を踏まえると、タカ派的なサプライズのハードルは高い。そのため、市場の期待に対し今回の決定は幾分ハト派的と受け取られ、市場では「うわさで買い、事実で売る」展開となっている。

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